自分のスキルレベルに不安があった篠澤さん

Web業界に興味を持ったきっかけや、学習を始めた頃のことからお聞かせいただけますか？

私は昨年の2024年3月に会社を退職し、新しいことにチャレンジしたいと思っていたタイミングで、Web業界に興味を持ちました。
ただ当時は、Web制作といってもどんな職種があるのか詳しく知らない状態でした。

確かに、業界未経験だと職種の違いって分かりにくいですよね。

そうですね。最初は「ホームページを作ってみたい」という気持ちから、4月にとあるスクールに入り、Webデザインコースを2ヶ月受講しました。
デザインやツールの使い方、HTML/CSSの基本的なコーディングも学びました。

学んでいく中で、どの分野により興味を持たれましたか？

デザインも面白かったのですが、自分にはコーディングの方が合っていると感じました。ルールが明確で、論理的に進められるところが自分の性格に合っていたと思います。

そこから、よりコーディングの勉強をメインでするようになったんですね。

はい。ただ、スクールを終えた段階で「このまま仕事ができるか」と問われると、自信が持てなかったのが正直なところです。
スクールではは「覚えるの早いね」とは言ってもらえていたのですが、自分のスキルレベルが客観的にどの程度なのか判断ができなくて、不安が大きかったです。

そのタイミングで、模写修行(※)の教材にも取り組まれたとうかがいました。
※ 弊社で運営しているサービス

はい。学んだことをアウトプットする場が欲しかったので、模写修行を使ってコーディングの練習を始めました。
その中で、関連サービスとして「Hello Mentor」を知ったのがきっかけでした。現役エンジニアから添削を受けられるという点に魅力を感じて、利用を決めました。

最初の課題に取り組んだときはどうでしたか？

とにかく大変でした。
ピクセルパーフェクトという概念も初めてで、デザインを正確に再現する作業にかなり苦戦しました。頭では理解していても、それを実際に形にする難しさを痛感しました。

そうだったんですね。

はい。その時に「基礎が足りていない」と強く感じました。
そこで一度、Hello Mentorをお休みして、他の教材なども活用しながらHTML・CSSなどの基礎を重点的に学習し直しました。
再びHello Mentorに戻ってきたときには、以前よりも自信を持って課題に取り組めるようになっていました。特に、ピクセルパーフェクトの再現が以前よりうまくできているとフィードバックをいただけたのが嬉しかったです。

初回の課題から見違えるほどの成長が感じられました。

そう言ってもらえるのは本当に嬉しいです。
Hello Mentorで課題を添削してもらう中で、ただ実装するだけでなく「なぜその書き方が良いのか」といった視点も養われたように思います。

その後、とあるコーディング検定にもチャレンジされたと伺いました。

はい。JavaScriptアニメーションの学習をしていた時期に、ある検定の存在を知って、「練習がてら受けてみよう」と思ったんです。
正直、合格はあまり期待していなかったのですが、無事に合格することができました。Hello Mentorで取り組んできた課題の内容や、丁寧に実装する力が役立ったと感じています。

最後に、これからWeb制作を学び始める方に向けてメッセージをお願いします。

Web制作の学習は、情報も多く、最初はどこから手をつけていいのか分からなくなることがあると思います。そんなときに、自分より少し先を進んでいる人の知識や考え方を借りられる環境があると、迷わずに前に進みやすくなります。
ただ、すべてを頼るのではなく、あくまで「学びを加速するために頼る」という意識が大切だと思います。自分で調べたり考えたりする「自走力」を育てつつ、必要なときにしっかり相談できる場所がある。それが一番バランスの良い学び方だと思います。

最初の課題では、デザイン再現の精度やCSSの扱いに苦戦されていた印象がありました。
それでも、自分に足りない部分を丁寧に学び直したことで、再現力のあるコーディング、そして何より「考える力」がしっかりと身についたと感じています。
課題をただ“こなす”のではなく、“意味を理解しながら取り組む”という姿勢が、ここまでの成長につながったのだと思います。
今後、現場で実力を発揮されていく姿が楽しみですし、自信を持って進んでいけるはずです。