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よくあるクライアントワークのトラブルとその回避方法
クライアントワークにおいて、円滑な進行とトラブル防止は永遠の課題です。事前の合意形成が不足していると、思わぬ工数増や関係性の悪化を招きかねません。
本記事では、現場で起こりがちなトラブルを回避し、プロジェクトを成功に導くための重要ポイントをまとめました。
業務範囲の明確化
プロジェクト着手前に「どこまでが料金に含まれるか」を定義することは、トラブル回避の第一歩です。
- 制作ページの確定:制作するページ数や構成を事前に確定させます。
- コンテンツ移行の有無:サイトリニューアルの場合、「過去の記事やデータの移行作業」を制作者側で行うのか、クライアント側で行うのかを必ず確認しましょう。
- 素材の提供:写真素材や原稿の用意がどちらの担当かも明確にします。
進行管理とスケジュールの適正化
プロジェクトの遅延は、多くの場合クライアント側の確認作業や素材提供の遅れから始まります。
- スケジュールの再設定:クライアント都合で遅れが生じた際は、当初の納品日もスライドして再設定することを事前に伝えましょう。
- 進行停止への対応:クライアント都合で数ヶ月進行がストップし、再開のデッドラインが決められない場合は、その時点までに完成している成果物で納品・検収とし、費用の割引は行わないといったルールを共有しておくと安心です。
修正と追加要件の境界線
「ついでにこれも」という依頼が積み重なると、利益を圧迫するだけでなく納期にも影響します。
- 修正回数の制限:あらかじめ無料対応の回数を定め、それを超える場合は別途予算が必要であることを明確に伝えましょう。また、デザインの場合、何パターン出すのかも事前に伝えることが重要です。
- 追加要件の再見積もり:当初の見積もりにない機能が追加された場合は、予算とスケジュールの再調整を行います。
インフラと技術的な前提条件
環境依存のトラブルは、実装後に発覚すると修正が困難です。
- サーバー環境の確認:レンタルサーバーを前提とし、同時アクセス数・現行サーバー・PHPのバージョンを事前にチェックします。設定作業は着手前に完了しているのが理想的です。
- 技術的制約の共有:WordPressやプラグインの制限、WebGL対応、コーディング規約の有無、そして「ピクセルパーフェクト」の定義についても、認識のズレがないよう確認が必要です。
納品後の責任範囲
納品して終わりではなく、その後の「守備範囲」を明確にすることが良好な関係を維持するコツです。
- 保守とセキュリティ:保守契約を結ばない場合、納品後のセキュリティリスクには関与しないことを明示しましょう。
- SEOと動作環境:公開直後の上位表示は保証できない点、リダイレクト設定の有無、対応ブラウザ(主要OSの最新版)についても、事前の合意が欠かせません。
まとめ
クライアントワークのトラブルの多くは、事前の「認識のズレ」から生まれます。
今回挙げたチェックポイントをヒアリングシートや契約書に反映させることで、自分自身の身を守るだけでなく、クライアントにとっても安心感のあるスムーズな取引が可能になります。お互いにとって心地よいプロの仕事を追求していきましょう。
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